こんにちは！

なんだか最近寒さがぶり返してきています。

三寒四温ですね～～。     

                   

＜日本の時計業界からの教訓＞

昨日は「テレビ業界から学ぶ」を書きました。

 

今日は「時計業界から学ぶ」でいきます。

幼いころうちの父は会社へ行く前によく腕時計をカラカラ振って、テレビの時報に合わせて調整していました。

「一日に3分くらいは狂ってしまうんだ。」とこぼしていたのをよく覚えています。

鉄道員であった父は特に時間には几帳面であったかもしれません。

 

そんな当時の狂う腕時計に戸惑う世の中を熱狂させたのが、ほとんど時間の狂わないクオーツ技術でした。

セイコー、シチズンは正確な時間をキッチリ刻む時計で世界を席巻しました。

 

結果老舗のスイスの時計屋は皆軒並み廃業寸前まで追い込まれました。

 

でも今の状況はどうでしょうか？

以下2012年における世界の時計メーカーの売上高ランキングです。

１位　スオッチグループ
２位　リシュモングループ
３位　ロレックス なんとトップ３はすべてスイスのメーカーです。 で日の丸勢はどうでしょうか？
５位　シチズン
７位　セイコー

９位　カシオ と続きます。

 

でももっと悲惨なのはブランド別売上高です。

１位　ロレックス ２位　カルティエ ３位　オメガ ４位　パティックフィリップ ５位　ロンジン ６位　タグ・ホイヤー ７位　ティソ ８位　スウォッチ ９位　ブレゲ 10位　オーディマ・ピゲ
と、トップブランドすべてスイス勢が独占しています。
10位に日本の時計ブランドは入っていません。

 

なぜスイスの時計メーカーは復活して今再び世界に名を再びとどろかせているのでしょうか？

正確性とコスト競争からの決別でした。

昔、「高い時計は正確」であったのです。

 

でも今は「正確さに値段は関係ない」時代になってしまったのです。

 

スイスの時計屋はまずスウォッチがクォーツ技術を使って正確だけどおしゃれな時計を作りだしました。

老舗メーカーたちはデザイン、装飾品にますます磨きをかけて、高級広告戦略を巧みに取って正確かつお洒落なステータスを示す時計を作りだしました。

 

日本のメーカーは安さ価格で、中国製に負け、お洒落でスイス製に負けるという中途半端な立ちポジションへと追い込まれて行ってしまいました。

 

実は中小工務店業界も同様だと思うのです。

安さで勝負しようとするとローコストメーカー、飯田グループなどが唸っています。

性能、ファッションで勝負しようとすると、ハウスメーカー、一部の設計士集団が手ぐすね引いて待っています。

では「何をすべきか？」ですが、明確に私たちがどんな家を作る工務店かをアピールする必要があると思うのです。

スイスメーカーが青息吐息になった時に、正確さで勝負を捨てたように。

「絞り込み」がとにかく求められます。

得意なトコ、本当にやりたいコトをよく考えたいと思いました。

 

＜メッドコミュ二ケーションズという会社＞

日本流通産業新聞に「メッドコミュニケーションズ/4月1日、新体制へ移行/中古住宅仲介やリフォーム強化」とあります。(2014.02.28 日本流通産業新聞)

住宅リフォームや太陽光発電を販売しているメッドコミュニケーションズ(本社東京都、佐々木洋寧社長)は「4月1日、グループ企業を再編して新体制へ移行する。市場拡大が見込める中古住宅仲介事業や住宅リフォーム事業を強化する」ということです。

新体制では「ネクステージ(同)が持株会社となり、販売会社のメッドコミュニケーションズ、不動産売買・仲介の住環境ホームズ、施工やメンテナンスを手掛ける住環境工房、飲食店運営のメダリストを展開する。」としています。

これまで、「飲食事業を除き、メッドコミュニケーションズが販売と施工、メンテナンスまでを一貫して手掛けてきた。」  「3月1日にメッド社の工事部門を分社化して住環境工房を設立。不動産売買・仲介業の住環境ホームズは13年10月に設立した。メダリストは98年設立。東日本大震災の復興事業や、20年の東京五輪に向けた首都圏の再開発により、「(住宅工事を手掛ける)職人が全国的に不足している」(佐々木社長)と言う。」と記事は結んでいました。

いろいろな会社が中古住宅流通に参入してきています。

魚がたくさんいるところに釣り人は糸を垂れるものです。

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非住宅の大型物件のプレカットは篠原商店で！ 町田
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