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<「ボトルネックを取り除く」はいつも正しいか?>篠原商店からのお得な情報
2022.03.11<「ボトルネックを取り除く」はいつも正しいか?>
最近読んだ良書。
「中小企業のためのコンサルティング」(山中一浩著)
読書中ですがなかなかいい本で「あるある!」でいっぱいです。
本日取り上げる珠玉の一言は「ボトルネックを取り除くことは常に正しいわけでない」ということ。
本著では旅行会社の経営改善の事例が載っています。
でも工務店経営に当てはめてみるとこんな感じになると想像した不肖町田。
以下は私不肖町田が埼玉県のある工務店で対面した実例です。
<事例>
生じていた問題は以下。
1.3年連続減収減益。
2.離職率大幅アップ。
3.事務所内の荒れた雰囲気。
そこであるコンサルティングが会社の取った施策は以下。
- 人事制度改革。
- コーポレートアイデンティ強化。
結果=>成果ゼロ。
ここまではよくあるパターンです。
つまり人の評価方法を変えればコミュニケーション力を皆がアップすることが可能になり組織が活性化すると考えました。
会社イメージを向上させると人が長く働いてくれると考えました。
でも無残な結果が待っているのみでした。
実際、当該工務店は営業部の力が強く、工事部、設計部が能力不足ということが問題でした。
営業はたくさん契約を採ってくるのですが工事がクレームだらけ、出戻り工事だらけ。
結果粗利10%を切ってしまう現場があったり、紹介客はゼロで常に営業部と工事部の間が険悪ムード。
最後は社長の海外への夜逃げでした。
「中小企業のためのコンサルティング」の著者山中一浩氏は同様の事例の際に以下のような施策を採ったそうです。(書籍内では旅行会社が事例となっているがここでは工務店に用語を変更してます。)
- 工事部で起こっている問題を設計部へしっかり伝達する経路を確保する。
- 工事で問題の起きずらい設計方法に改善してもらう。
- 工事の業務の中で営業ができるものをチョイスし依頼する。
要は問題の本質をしっかり捉えないと結果もでないということ。
良書です!
<東京都住宅着工>
東京都は4日、2022年1月の住宅着工統計を発表しました。
同月の新設住宅着工戸数は9,250戸(前年同月比11.0%減)と2ヵ月ぶりの減少となりました。
利用関係別では、持家1,252戸(3.7%増)で2ヵ月ぶりの増加。貸家5,188戸(8.1%増)で3ヵ月ぶりの増加。分譲住宅2,758戸(37.1%減)で2ヵ月ぶりの減少。うちマンションは1,315戸(56.8%減)で2ヵ月ぶりの減少、一戸建ては1,412戸(9.5%増)と6ヵ月連続で増加しました。
地域別では、都心3区が538戸(57.3%増)で、3ヵ月ぶりの増加。都心10区が2,229戸(18.7%減)で2ヵ月ぶりの減少。区部全体では7,238戸(5.9%減)で3ヵ月連続の減少。市部は1,983戸(26.2%減)と4ヵ月ぶりの減少となりました。
体育館、保育園、病院、老人ホームなど大型特殊木造物件のプレカットの篠原商店をよろしく!
キダテ設計事務所でホームインスペクションを今活発にさせていただいております。
町田隆浩
090-3430-6749