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【旭化成建材さんの事件。他人事ではありません。】篠原商店からのお得な情報
2015.10.24こんにちは!
<旭化成建材さんの事件。他人事ではありません。>
横浜マンション傾斜事件。
テレビも、ラジオも連日騒ぎを伝えています。
旭化成建材の親会社はご存じあのヘーベルハウスの旭化成さん(3407)。
今年のピークの株価は3月6日につけた1,245円。
そして先週末には735円まで急落していて、下げ止まりの気配はありません。
以前のブログでも書いた通り不肖町田は旭化成さんのビジネス展開は心から素晴らしいと思っておりましたし、今でも思いは変わりません。
ケミカル、住宅、エレクトロニクス、ヘルスケアの4分野でそれぞれの部署の業績を開花させ、シナジー効果すら生み出している優良企業です。
商取引は無いですし、株主でもないのですが今回の事件は残念です。
上場会社ですから株主への説明責任が伴います。
IR情報をのぞいてみました。
「旭化成建材㈱の杭工事施工物件における不具合等について」という投資家向け資料が出ています。
商流、工事の極めて具体的な施工方法、そしてデータを転用してしまった理由の想定が説明されていました。
こんな説明です。(抜粋ですが、ご自身でWEBからご確認されることをお薦めいたします。)
- 現時点で想定される転用等の理由
=>データ紙の紛失及びデータ取得の失敗、施工報告書の抜けを取り繕うため
=>十分な確認が取れないデータを取り繕うため
- 現時点で想定される紛失・取得失敗の理由
- 紙切れ/紙詰まり
- 荒天によるデータ紙の破損
- 電流計・流量計スイッチの入れ忘れ
- 病気で休んだ時の引継ぎが不十分
要は機械が壊れたのか、紙が詰まっていたのに作業が終わって記録が残っていなかったことに気づいたのか、記録紙を濡らしてしまったのか、理由は現時点では確認できていないということでしょう。
同じ建築関係の仕事をする私とか皆様方も想像できるでしょうが、現場の人が意図的に設計図書の改ざんを行うと確認作業はほぼ不可能になります。
性善説に基づいて建築現場は作業が行われています。
ある一部の隠匿性の高い仕事をしている人が悪意を持って改ざん、転用を行ってもチェックはできないでしょう。
現場監督、職人、業者などが決められたこと決められた通りに行っていると信じているから建築会社の社長は今日も枕を高くして寝られます。
こんな五重塔建設からの常識が覆ってしまうとしたら?!なんて考えるとそれこそ恐ろしくなってきます。
横浜マンション傾斜事件は他人事ではありません。
当社も想定されるリスクの棚卸をしたいと考えました。
旭化成のIR資料はこちらをクリック!
http://www.asahi-kasei.co.jp/asahi/jp/news/2015/pdf/151020.pdf
<地域に根差した住宅>
国立研究開発法人建築研究所では10月22日、2015年度の「建築研究所すまいづくり表彰 地域住宅賞」の作品募集を開始しました。これは、地域に根ざした優れた住まいづくりやまちづくりを表彰するものです。
募集締め切りは12月17日。
部門には、住宅部門と地域部門の2つがあり、住宅部門は、建築主、設計者、施工者等が対象となり、地域部門は、すまいづくり活動またはまちづくり活動を行っている個人・組織が対象になっています。
詳細はホームページをご覧ください。。
http://www.kenken.go.jp/japanese/research/hou/hope/h27index.html
非住宅物件の篠原商店をよろしく!
キダテ設計事務所で耐震等級3の計算を今活発にさせていただいております。
090-3430-6749
町田隆浩
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